4月に亡くなった犬の納骨に行ってきました。すでに2匹亡くなっているので、千葉の大宮(千葉の大宮なんて最初は「え?」と思いましたが…)の方にあるペットの墓苑にお墓を買ってあったのであります。(1匹しかいなかったら、ずーっと家に置いておくと思いますが…)
去年の2月まで、家には4匹犬がいましたが、今ではもう1匹しかいません。
去年、一番年をとっていた犬が死んでしまった時「18年というと、長生きしましたね」と言われてイヤな予感はしていました。4匹は1年ずつしか年が離れていなかったのです。
もしかしたら、このまま毎年1匹ずつ死んでしまうの?と思い、犬を飼ったことをものすごく後悔しました。
でも、よく考えてみると、犬がいなかったら味わえなかったようなこともたくさんあったのだろうし、なにより犬がいない生活の方が想像できない気がしました。
去年亡くなった犬が家に来たのは、私が中学生になったばかりの頃でした。
母が「会社の人が犬の引き取り手を探している」という話をうっかり私達に話してしまってからは、妹と私で毎日大騒ぎ。
結局母が折れて、犬をもらうことに…。
当初は親犬をもらう予定だったのですが、引き取りに行った妹(当時小5)の話によると「親犬と小犬がいて、おじさんが『好きな方でいいよ』と言ったから…」というわけで、「小さい犬」が家に来ることになりました。
次の年の夏、5匹子犬が生まれ(何故だ?)、4匹は引き取られたのですが、メスが1匹残り、家の犬は2匹になりました。
また次の年の夏、また5匹生まれ(どうして?)、4匹引き取られてまたメスが1匹残り、3匹に…。
さらに次の年、3匹めの犬が子犬を4匹生み(???)、またまた3匹引き取られて1匹残り…。
ということで4匹になってしまったのでした。
家は庭があるわけでもないし、隣の家もぴっちりくっつているような建て売りに住んでいたので、4匹飼うのは実際問題ムリなわけで、3匹目と4匹目の犬は一度他の家にもらわれていったのですが、諸事情により戻ってきてしまったのでした。
3匹目の犬は「メスだったから…」との理由で。
これはちょっとイヤな感じでした。最初に言ってあったはずなのに。
でも、もう会えないと思っていた犬が、学校から帰ってきたら家にいた時には泣いて喜びました。
4匹目の犬は、もらわれて行った先で、飲み物も食べ物も一切うけつけなかったとのこと。
医者に連れて行ってもなんともなかったらしく、家中の人が心配で年末からお正月にかけてつきっきりだったそうです。(冬休みに入ってすぐにもらわれていったので)
結局、「可哀相で見ていられない…」とのことで、家に戻ってきました。
その話を後から聞いた時には、びっくりしました。家に戻ってきてから何ごともなかったようにエサを食べていたので…。
しかし、ガリガリに痩せていたのは事実ですが…。
今、唯一残っているのはその時の犬です。1匹でいたことがないせいか、いつも何かを探している感じで、見ていてちょっとツライです。でも、以前は人に対して全然無関心だったのが、最近人なつっこくなってきてちょっと可愛い気もします。4匹もいるとみんなそれぞれ個性があって面白かったなぁ。
近所の人達に受け入れられるのに10年くらいかかったけど…。