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ボストン美術館 日本美術の至宝に行きました

特に「絵が好き」とか「詳しい」とか、いっさいそういうことはないのですが、母に誘われたので、ボストン美術館 日本美術の至宝に行ってきました(〃▽〃)
(東京国立博物館 平成館 6月10日(日)まで)

東京国立博物館は、去年の夏に空海と密教美術展を見に行ったところだよ。
仏像とか仏画は結構好きなので、密教美術展は楽しめたけれど、今回は、大々的にPRされている龍雲図や龍虎図屏風以外はそれほど期待していませんでした。(スミマセン(;^_^A)

…が、ものすごくつかまれてしまった作品がありました。

吉備大臣入唐絵巻
という巻物なのだけど、

簡単に書きますと
  ▼ ▼ 引用ここから ▼ ▼

 遣唐使として唐へ渡った奈良時代の学者・吉備真備(695~775)が、唐人の難問に不思議な力で立ち向かうという物語を絵画化した作品。もとは全長24メートルを超える長大な絵巻であったが、現在は保存の観点から4巻に改装され保管されている。
 唐に到着するやいなや高い楼閣に幽閉された真備は、そこで唐で客死した阿倍仲麻呂[あべのなかまろ]の霊(幽鬼)に出会う。唐人は真備を試すため、難しい『文選[もんぜん]』の解読や、囲碁の勝負を持ちかけるが、幽鬼の助けによりこれらをことごとく退ける。

  ▲ ▲ 引用ここまで ▲ ▲

↑これだけだと(´・ω・`; )?という感じかもですが、
とにかく面白かった(笑)

なんかもう、なんでも超能力で乗り切ったりして。
だったら、最初から超能力使えばいいのに…とか(笑)

一巻ずつ順に見ていったのだけど、二巻が早く見たい!とか三巻はどうなるの?みたいな感じで、マンガを読んでいる感覚だったよ(*´゜艸゜)∴

内容も絵もすごく気に入ってしまったので、つい図録まで買ってしまいました(笑)
今回は正直、図録はいいかなって思っていたのに、まさかの衝動買い。
でも、じっくり見直せるので、もちろん後悔はしていませんですよ。

そうそう、その図録を見返さなければ全く気づかなかったこともありました。

入って最初の展示物である「五浦釣人」
その時はスルーしてしまったのですが、平櫛田中作だったとは!

自分の過去のブログに「平櫛田中館」(平成18年4月館名が小平市平櫛田中彫刻美術館に変更されたそうです)に行った旨が書かれているのですが、そこにしっかりと
代表作は二メートルを越す大作である「鏡獅子」や「五浦釣人」、「尋牛」 など
って書いてるよ(笑)
多分、いろいろ調べて書いたんだと思うけれど(*´゜艸゜)∴

「五浦釣人」は、釣りにでかける岡倉天心を撮影した写真をもとに制作されたとのことですが、天心を尊敬していた田中によって制作された天心の像は数多くあるそうです。
(↑今回もまたいろいろ調べて書いてみたw)

話しは戻りますが、
もう一つの巻物「平治物語絵巻」は
  ▼ ▼ 引用ここから ▼ ▼

平治の乱のきっかけである藤原信頼[ふじわらののぶより]および源義朝[みなもとのよしとも]による後白河上皇の拉致と御所三条殿の焼討を描いている

  ▲ ▲ 引用ここまで ▲ ▲
とのことで、絵的には、なんかちょっと怖い…というか、大惨事な様子なのでアレなのだけど、今大河ドラマで“平清盛”を見ているので、わりと興味深く見ることができました。
玉木宏(源義朝)はどれだろう?とか、後白河上皇は松田翔太だね、とか、藤原信頼なんて出てるっけ?とか。

そういう見方でしか鑑賞できない、ダメダメな私でした(;^_^A

あ、仏画や仏像も少しあったのだけど、その中に弥勒如来というのを初めて見ました。

弥勒というと、菩薩っていうイメージが強いから、そういうのもあるんだなぁって。
菩薩は未来に如来になることが約束されているというし。
…と思いながら、その場は過ぎましたが、あとで調べてみたら、
弥勒如来とは
弥勒菩薩(みろくぼさつ)が56億7千万年後に成仏(じょうぶつ)した姿
とのことでした。

他にもこまごまと気になるところがありましたが、長くなったのでこの辺で♪

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